ITコンサルの日常

ITコンサル会社に勤務する普通のITエンジニアの日常です。

ソフトウェアテストPRESS

ほとんど読み終わりました。
アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ」という記事の中で、開発者(プログラマ)とテスト担当者の組織的関係について言及していて、この関係は三つくらいに分類されるんだそうです。

  1. プログラマ=テスタである状態
  2. プログラマ!=テスタだが、プログラマとテスタが同一組織に属している場合
  3. プログラマ!=テスタかつ、プログラマとテスタが別組織に属している場合

ほとんど何も考えてないようなところでは、1のパターンがほとんどだと思います。かくいううちのプロジェクトも1のパターンだったりします。もちろん、テストケースやテスト結果に対するレビューは何人かの目を通るようになっているので、プログラム修正に対する障害は起きにくくなっていますが。(どっちかっていうと、最近は人災が多かったりします。)
人数が少ない中で、プログラマ!=テスタを実現するには、2のパターンを実践しなければいけないと思います。たとえば、
機能1: Aさんが開発、Bさんがテスト
機能2: Bさんが開発、Aさんがテスト
という風に組み換えを行えば、実現可能なのではないかと思っています。多分、新規の開発では役割分担を決め、縦割りに進めていくでしょうから、この方法論の適用は難しいと思います。逆に保守フェーズに入った後は、ある程度メンバが成熟していることが期待できるため、実現可能なのではないかと考えています。
よく言われることですし、ソフトウェアテストPRESSの中にも書いてあるのですが、プロジェクトが短期間化し、使える工数が減っているからこそ、このような工夫が必要なのではないかと思います。