プログラマとプロマネのあいだ

プログラマもやるし、プロマネもやるし、たまに似非アーキとか営業っぽいこともやる

「わるいやつら」読了

まだまだ続く、松本清張ワールド。
想定以上に「わる」かったので、びびりました。今回の主人公は病院の院長。院長という信頼されている立場と、お役所仕事のずさんさ(きっと現代では改善されていることでしょう)を利用した完全犯罪をもくろむという、とても「わる」い内容です。
上下巻とも結構長く、読み応え十分です。「どこまでその悪事を貫けるのか」「いつまで破綻しないでいけるのか」と、ハラハラしながら最後まで読めます。ある意味「黒革の手帖」に似ているとも言えるような気がします。
解説にあったのですが、病院で注射打ってもらったり、薬もらったりするのに、疑問を抱かないのは、医師という立場に社会的な信頼感があるおかげだというようなことが書かれてました。最近は医療ミスとか、医療事故っていうのがさほど珍しくないのですが、それでも注射打たれるのに疑問は抱かないでしょう。というか、そんなこと言い出したら、具合悪くても病院にいけないわけですが。
まあ、そこは国民健康保険とか、社会保険のパンフレットに出ているように、「信頼できるかかりつけ医をもちましょう」の一言に尽きますね。
なんか話がそれたのですが、読んで医者不信にならないようにお気をつけ願います(汗
わるいやつら〈上〉 (新潮文庫)
わるいやつら 下 (新潮文庫 ま 1-9)