「これならわかる 円・ドル相場」読了
タイトルから見ても分かるとおり入門書なのですが、若干くどいなと思うほど丁寧に書いてあります。
正直、円高・円安なんて、海外旅行に行くときに意識するくらいで、ほとんど興味なかったのですが、意外と実生活にも関係のあることなのだと認識させられました。
とても分かりやすかったのが、第5章のところに書いてある例で、
円高→輸出企業の生産活動の海外移転→国内工場の閉鎖→下請け企業の切捨て→雇用削減→失業
あるいは、
円高→安い輸入品と競合する国内企業→価格競争に負ける→倒産・廃業
などが載っています。
ここでは特に、輸出入関係の企業に関連する影響を載せましたが、そのほかにも、洋酒の値段や、海外旅行代金、外貨預金などへの影響も詳しく載っています。
その昔、就職試験で聞かれるかも。なんて思ったときは、まあ必死に見たりもしましたが、関心を持っておくのもいいかも知れませんね。