プログラマとプロマネのあいだ

プログラマもやるし、プロマネもやるし、たまに似非アーキとか営業っぽいこともやる

「青の炎」読了

青の炎 (角川文庫)
貴志祐介さんの長編小説。
主人公が高校生の男の子っていうあたり、ちょっとイマドキっぽい感じですが、作品を読み終わって、色々考えさせられるなあという印象です。
印象的だったのは、放物線の運動について物理の授業のシーンがあるわけなんですが、その放物線と犯罪者の心理を重ね合わせているような描写です。
うまく行っている時は登りつめるような雰囲気なのだが、一旦下降線をたどり始めると登ることはない。あとは落ちるのみというわけだ。
それにしても、犯罪者の心理描写がリアルすぎるくらいに描かれている。犯罪を犯したあとの後悔や、残された家族に対する心配、その後の人生に対する絶望といったものがにじみでているように思う。まっとうな人間なら、これを読めば犯罪を犯そうなどとは思わないだろう。
映像化もされているようなので、この興味深い作品をぜひ見てみて欲しいです。