「Joel on Software」読了
- 作者: Joel Spolsky,青木靖
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2005/12
- メディア: 単行本
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以下気になったところをピックアップ。
p29
プログラマがスケジュールを立てたがらないのはよく知られている。彼らはビジネスの連中に向かって、「いつ出来上がるかって?そりゃ、出来上がったときさ!」と怒鳴る。
こりゃありがちだなあと思った。僕も実はこんな感じで思うこともある。
第9章(p90)で書かれているが、
そのコードのスケジュールを立てられるのは、それを書くプログラマだけ
は正しいと思う。各プログラマにヒアリングして、それを積み上げていけば、正確なスケジュールが出来上がるということなのだが、果たしていままで出来ていただろうか。
p31
同僚による割り込みによって、集中した状態(フローとかゾーンとか呼ばれる)から抜け出してしまうというような話。
僕は向かいに座っているオヤジギャグ(やっぱりつまらない)ばっかり連発している人に頭を悩まされている。
この人、自分の仕事はしない(というかほとんど持ってない)くせに、人の仕事に対してあーだこーだいちいち口を出す。それだけ知っているってことなんだろうけど、助言は相談したときだけにしてもらいたい。
たまに話に割り込んできたものの、まったく見当違いなことを言っている時があるのだが、めげずに割り込んでくる。困ったもんだ。。
p39
EBCDICはあなたの人生に何のかかわりも持たない。
って関わっている人がここにいますが(汗
僕が普段仕事で使っているIBM OS/390やz/OSは、JavaのCP-930で(おおむね)エンコード/デコード出来ることが分かっています。
でも、きっとこれを読んでいる人の人生には関わりないので、雑学以外の何ものでもないですね。
p75
ピーターの法則なんてのがあるとは知りませんでした。
ピーターの法則@Wikipedia
プログラマをプロジェクトマネージャに昇格させるのは間違いってこと?
「名選手は名監督にあらず」に近いのかも。
p231
ずっと私をいらいらさせていた、Alt + Space Nで最小化しない問題も直してくれた。
って、こんなことする人自分以外にもいたのだと思うと、ちょっと感激。
元々はうちのアニキが発見したキーボードショートカットなのだが、うちが最初に買ったIBM Aptiva 770とかいうマシンのマウスの動きがやたら悪いとかいう理由で、うちのアニキはなんとかキーボードでWindowsを操作しようとして色々がんばったらしい。
その結果発見されたのが、「Alt + Space C」でウインドウを閉じるという操作だったのだ。
つまるところ、Altを押しながらSpaceを押すと、ウインドウ左上のちっちゃいアイコンをクリックしたのと同じ状態になり、あとは、
- N: 最小化
- X: 最大化
- C: 閉じる
などのキーボードショートカットが使えるというわけ。
こいつのミソは、うちのアニキいわく
「Alt Space Cは全部近いから押しやすい。Alt+F4なんてのは使えない。」(原文のママでない)
とのことです。同感。
僕は未だに愛用しているわけですが、はたから見てる人に言わせると「わけわからん」だそうです。便利なのに。。
p255
マイクロマネジメント:
部下の行動を細かく監視し、些細な判断にもいちいち干渉して部下をコントロールしようとする管理スタイル
これ、部下からすればはなはだ迷惑なんですよね。
信頼が一番!なんてキレイ事を言っていられればいいけれど、管理する側に相当の我慢や忍耐を強いられるのが現実のようです。
この心境は「親の心子知らず」が近いかも。
何にもわかんない子供叱ってもしょうがないしっていう風に、部下に対しても開き直れればいいのかも知れませんね。