「Statistics Hacks ―統計の基本と世界を測るテクニック」読了

Statistics Hacks ―統計の基本と世界を測るテクニック

新橋の文教堂にたまたま行ったとき、これまたたまたま目に入って面白そうだったので買ってみた。
世界を測るテクニックってのは本当で、気温が上がればソフトクリームが売れるといったごく当たり前のものから、乳がん検査のマンモグラフィの信頼性から、野球の試合結果を瞬時に予測から、地球外文明の探索まで、現実のものを統計を使って解き明かそうというのが面白いです。
統計家っていうのは、常々データと現実との関連性（法則）を導き出そうとしているのでしょうね。
確率・統計っていうと、高校と大学でそれぞれ授業ありましたが、どっちもサイコロかなんかの話が始まりだったような。あんまり現実には即していないわけで、これでは興味も持てないわけです。
こういう面白い本を教科書に使えば、勉強もはかどるでしょうに。もったいない。
学問としての基礎を押さえつつ、現実に即しつつ、しかも面白いっていう要件を満たす教科書っていうのは無いもんですかね。あれば、昨今叫ばれている学力低下問題も解決するかもね。