プログラマとプロマネのあいだ

プログラマもやるし、プロマネもやるし、たまに似非アーキとか営業っぽいこともやる

「くっすん大黒」読了

くっすん大黒 (文春文庫)

くっすん大黒 (文春文庫)

町田康さんの中編(?)小説。
いや、これは純粋に楽しいですよ。


しょっぱなからダジャレの連発なのですが、僕がちょうどドストエフスキーを読み終わったところで、こうきます。

松にツルゲーネフ。あれが金閣寺ドストエフスキー。ほんまやほんまやほんマヤコフスキー。どや。

いや、どやって言われても。。
あまりのタイミングのよさにビックリしました。


主人公(楠木)の話を読んで、こんなヒドいやつ絶対にいないだろって思ってたら、次にさらにヒドい人達(吉田のおばさん&チャアミイ)が現れ、またさらに輪をかけてヒドい人達(桜井&上田京一)が現れるという、、
最初こんなのありえないって思ってた人が、作中のさらにヒドい人達に向かってありえないって言ってる、このこっけいさがいいのでしょうね。


後半の「河原のアパラ」にしても、天田はま子だの、津山幸男だの、謎のおじさんだのと、やっぱり(ある意味)面白い人達がてんこ盛りです。いやー、よくこんな人達を作り出せるよなあ。すごいです。


しかしなんだってかなりな貧乏なのに、あんな楽天的に生きられるのかなあ。
お金がなくても、ある程度は生きていけるってことなんでしょうかね。
まあ、「くっすん大黒」の主人公は、奥さんに逃げられちゃってますが(汗


薄いのですぐ読めますし、文章もやさしいですし、内容も面白いので、本を読む習慣のあまり無い人にはオススメかも知れません。