「楢山節考」読了
- 作者: 深沢七郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1964/08/03
- メディア: 文庫
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姥捨山っていう昔の風習を描いた物語だったのですね。うーん、背景が分からないと理解できない物語ですよこれは。
ちなみに映画化もされたそうです。
解説にもあるように、普通は働けなくなって捨てられてしまうところを、自ら積極的に捨てられに行くというところが面白いです。
70歳になるおばあちゃんなのに、歯が丈夫で子供からバカにされると言っては、自ら歯が欠けるように火打石でたたいてみたり、もうむちゃくちゃです(汗
最後には覚悟を決めて山に登るわけですが、なんで姥捨なんて習慣があったのでしょうね。
物語中に、食糧難だったことが随分書かれていますが、そういうのも一因なのでしょうかね。
とにかくそんな習慣が残ってなくてよかったですね(汗
ちなみに、他の短編はあんまり意味が分かりませんでした。。
うーん、難しい。