ITコンサルの日常

ITコンサル会社に勤務する普通のITエンジニアの日常です。

全国スキル調査2008やってみた。

via id:senzogawa さんのところ。

職種: アプリケーションスペシャリスト
専門分野: 業務システム
で診断してみたら、レベル3.0だった。ふつー。
個別にみると、プロジェクトマネジメントスキルが高めらしい。ちょっと意外。自覚なし。


ところである意味面白かったのが、診断結果の以下のところ。

【 弱み 】
 あなたは、『セルフコントロール』(本質を見失わず、冷静さと学習する謙虚さをもって自己を律する)を構成する「自らの成長のため、経験や助言に学ぼうと努める」姿勢が足りないように見受けられます。例えば“あえて耳の痛いアドバイスをしてもらえる人を見つけ、指導を仰ぐ”などを実践し、意味を理解しながら少しずつレベルアップを心がけましょう。

「あえて耳の痛いアドバイスをしてもらえる人」なんて、あんまりいないのよね。


あぁ、この間とある面接に行ったときにこんなこと言われたわ。
「開発なんてオフショアが全部やるから、日本人がやるべき仕事を良く考えなさい。」
とか。まあその通り過ぎるんだけど、やっぱりそうなのかなあ。
だとすると、この業界やっぱり先行き暗いとしか思えないよなあ。


ちなみに、僕が先月まで行ってたところでも、オフショア開発を盛んにやってましたが、やっぱり彼らにとっての最大の敵は「日本語」であって、ここさえクリアできれば制覇目前って感じ。
いや、実際日本人減らされて、オフショア要員増やされてたし。
でも、オフショアのリーダーと話すと、「やっぱり日本語がねぇ。」とか言ってる。その謙遜も恐るべし。


開発ばっかしやってるかと思えば、内部設計辺りまでガンガンやっていたりします。恐るべし。
まあ、何度も発注して環境や言語に慣れてもらった上で、ようやく内部設計まで出来るようになったというところでしょうから、そう簡単に行くものでもないのですが。


そうなってくると、日本人がやるべき仕事っていうのは、外部設計辺りまでと、オフショアから上がってくる成果物のレビューと、オフショアとの調整(これ重要)と、結合テスト以降ってことになるのでしょうね。
そうするとやっぱり、直接的に技術力を活かすところがないわけだ。全くというわけではないけれど。
こういう話になると、日本人は上流工程だ! みたいな話になりがちですが、結合テスト以降重要ですよ。特にテスト計画を練る人は重要です。(プロジェクトマネージャとか、チームリーダに押し付けになってしまうのかな?)


僕は金融系ばっかししかやってないので、他の業種での状況はあんまり良く分かりませんが、他はどうなのでしょうね。気になるところです。
いわゆる普通のSI的な案件ならば可能でしょうが、少なくともはてなのようなWebサービスを提供する会社は、オフショア開発は考えづらいでしょうね。


ところで話を戻すと、いわゆる「ふつー」なわけですよ。
技術に走りきれてるわけでもない、業務に特化できてるわけでもない、プログラマでもない、SEでもない、フリーターでもない、会社員でもない。
なんかもうなにもかも中途半端。でも、腹を決めるのも怖い。


そんななのに、現場に出るとそれなりに重宝される。
これはやっぱり、「ふつー以下」の人がのさばっているからでは?
そして、「ふつー以下」の人が淘汰されると、今度は「ふつー」の人が「ふつー以下」の人の扱いになって、いずれ淘汰される時代が来るのでは?


...
なんか、「ふつー」って診断結果が出ただけなのに、書けば書くほどブルーだな。。
今日は眠いしこの辺にしとこ。