「李陵・山月記」読了
- 作者: 中島敦
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2003/12
- メディア: 文庫
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主人公の李徴が、官吏をやめて詩人となるも、名を成すことなくまた官吏に戻る。
詩人となっていた間に、かつては部下だった者も上司となり、我慢ができず発狂して虎になってしまうというような物語。
あと、孔子とその弟子の子路のやりとりを描いた「弟子」も面白かったです。
「未だ生を知らず。いずくんぞ死を知らん。」
とか、孔子の言葉がところどころに引用されてます。