「地獄変・邪宗門・好色・薮の中 他七篇」読了
- 作者: 芥川龍之介
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1980/04/16
- メディア: 文庫
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というより、解説によれば、
芥川竜之介は大正時代を代表する短篇小説作家である。
とのことです。
全部で11篇の話が収められているのですが、僕的には「薮の中」が推理小説っぽくて好きです。
元々夫婦だったものが、男は殺され、女は行方不明になるということから始まり、目撃証言や、容疑者を捕まえたもの、容疑者自身、行方不明になった女の証言と続き、最後に
巫女の口を借りたる死霊の物語
として、殺された男の証言で真実が明らかになるのですが、なかなか面白いなあと思いました。