「一九八四年[新訳版]」読了
- 作者: ジョージ・オーウェル,高橋和久
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2009/07/18
- メディア: ペーパーバック
- 購入: 38人 クリック: 329回
- この商品を含むブログ (332件) を見る
発売前はネット上のいたるところで、予約不可の文字が踊っていたけれど、普通に入手できました。
"ビッグ・ブラザーがあなたを見ている"
戦争は平和なり
自由は隷従なり
無知は力なり
といったインパクトのある言葉が序盤から使われ、圧倒されつつストーリーにのめりこんでいけます。
テレスクリーンを通して常時監視されている世界、真理省によって常に改ざんされる歴史、改ざんされた歴史を受け入れるための二重記憶など、
独自の世界観が展開されてますが、うーん、絶対こんな世界には住みたくないって感じです。
最後の方には、支配 vs 人間の心みたいな構図になっていきますが、そうそう支配のみでうまくいくことはないってことですね。
某北ナントカって国も、この小説のシナリオ通り変わっていくこともあるのでしょうか。
1950年代に想像した1984年。
ちょっとSF小説っぽくて楽しめました。