ITコンサルの日常

ITコンサル会社に勤務する普通のITエンジニアの日常です。

「金持ち父さん貧乏父さん」読了

金持ち父さん貧乏父さん

金持ち父さん貧乏父さん

これまた超周回遅れです。2000年7月の本か。
発売直後くらいに、大学の同級生がおすすめしてくれてたような気がするのですが、ようやく読む機会に恵まれました。


金持ちになりたかったら、資産を作りなさいということらしい。

「つまり、資産が何かってことがわかって、それを手に入れればそれだけで金持ちになれるってことなんですか?」私はそう聞いた。
 金持ち父さんはうなずいた。「そうだ、簡単だろう?」
「そんなに簡単だったら、なぜ金持ちになれない人がいるんですか?」
 金持ち父さんはにっこり笑った。「なぜって、みんな資産と負債の違いを知らないからだよ」

さらにまとめとして、

  • 金持ちは資産を買う
  • 貧乏人の家計は支出ばかり
  • 中流の人間は資産と思って負債を買う

と書かれています。


じゃあ、その金持ちになるための資産ってのは、どういうものか。については、以下のように書かれています。

  1. 自分がその場にいなくても収入を生み出すビジネス。私は会社を所有しているが、実際の運営は他人がやっている。もし、自分がその場にいて働かなければいけないのならば、それはビジネスとは言えない。自分の「仕事」だ。
  2. 債券
  3. 投資信託
  4. 収入を生む不動産
  5. 手形、借用証書
  6. 音楽、書籍などの著作権特許権
  7. その他、価値のあるもの、収入を生み出すもの、市場価値のある物品など


こうしたものを作るには、「ファイナンシャル・リテラシー」とか「ファイナンシャル・インテリジェンス」とか呼ばれているものを身につけなければならないという。
たぶん、本書中にも書いてある、

金持ちになりたければ、お金について勉強しなければならない

っていうことだと思う。
昨日の「リスク・リテラシー」にも通ずるところがあるのではないかと思います。


本書中では、著者自身の成功体験として、不動産売買で利益を上げた話が度々出てくるが、
今その話しが通用するかと言えば、そうでもないだろうし、
お金について勉強した結果を、どうやって資産形成に役立てるかは、
時代によっても違ってくるのではないかと思う。
金融商品一つとっても、FXとか、CFDとか、色々出てきてるわけですしね。
あと、消極的にだが、起業というのも選択肢としてあるよというのも書いてあります。


僕自身の行動に与える影響としては、会計、経済に加えて、金融商品への投資を勉強して、
資産形成をしていくというところでしょうか。
金融商品への投資は以前からやってますが、あまりにも無知なままだったので、
きちんと勉強し直してから臨もうということですね。


作中、巻末に出てくる「キャッシュフロー」というゲームですが、実在するみたいです。

キャッシュフロー 101 (日本語版)

キャッシュフロー 101 (日本語版)

2万円を高いとみるか、安いとみるかは人それぞれなんでしょうね。。