「人生と投資で成功するために 娘に贈る12の言葉」読了
- 作者: ジムロジャーズ,林康史
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2007/04/28
- メディア: 単行本
- 購入: 5人 クリック: 32回
- この商品を含むブログ (21件) を見る
12の言葉ごとに章立てられており、それぞれに解説がつけられているという分かりやすく、かつ、シンプルな構成の本です。
その12の言葉はこれ。
- 他者に流されてはいけない
- 大好きなことに情熱のすべてを注ぎなさい
- 常識はそれほど常識ではない
- 世界を自分で見ておいで
- 哲学を、つまり「考える」ということを学びなさい
- 中国の時代 中国語を身につけてほしい
- 歴史を勉強しなさい
- 汝自らを知ること
- 変化をとらえ、そして受け入れなさい
- 未来を見つめなさい
- 大衆に逆らいなさい
- 幸運の女神は努力を続けた者に微笑む
特に印象に残ったのは、投資対象を徹底的に調べること。
ある国の株や国債を買うのならば、まずはその国に行ってみて、自分の目で確かめるべきとのこと。
「常識はそれほど常識ではない」や「世界を自分で見ておいで」の話ですね。
もう一つは、強気を探すのではなく、弱気を探すこと。
「大衆に逆らいなさい」の中で、こういうことが書かれています。
一九六六年、九九五ドルだったダウ平均株価はその後、長い低迷期を迎え、一九七九年にビジネスウィーク誌は「株は死んだ!」という有名な見出しをつけた。しかし私は、誰もが株は死んでしまったのだと信じ込んでいた一九八二年に、株を買い始めた。ほとんどの人は私が気でも狂ったのかと思ったようだ。逆に私は、彼らが奇妙に思えば思うほどうれしかった。それは、私が大衆に逆らっているという証だからだ。大衆の考えや心理に逆らうこと、自分で考えることこそが、投資で成功する秘訣なのだ。
逆に私は、彼らが奇妙に思えば思うほどうれしかった。ってすごい考え方ですよね。
まさに徹底的に調べて自信があるからこそ、そういう風に言えるのだなあと思いました。
残念ながら、一般人はそんなにお金がないので、しょっちゅう海外に行けないし、
中国語を話すベビーシッターを雇えないのですが、
考え方は大いに参考に出来るのではないかと思いました。
っていうか、続編(?)もあるのですね。
- 作者: ジムロジャーズ,林康史
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2009/08/22
- メディア: 単行本
- 購入: 4人 クリック: 18回
- この商品を含むブログ (7件) を見る