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「人生と投資で成功するために 娘に贈る12の言葉」読了

人生と投資で成功するために 娘に贈る12の言葉

人生と投資で成功するために 娘に贈る12の言葉

37歳という年齢で引退することができた投資家であり、60歳を過ぎて子供を授かった、ジム・ロジャーズ氏の著書。
12の言葉ごとに章立てられており、それぞれに解説がつけられているという分かりやすく、かつ、シンプルな構成の本です。
その12の言葉はこれ。

  1. 他者に流されてはいけない
  2. 大好きなことに情熱のすべてを注ぎなさい
  3. 常識はそれほど常識ではない
  4. 世界を自分で見ておいで
  5. 哲学を、つまり「考える」ということを学びなさい
  6. 中国の時代 中国語を身につけてほしい
  7. 歴史を勉強しなさい
  8. 汝自らを知ること
  9. 変化をとらえ、そして受け入れなさい
  10. 未来を見つめなさい
  11. 大衆に逆らいなさい
  12. 幸運の女神は努力を続けた者に微笑む

特に印象に残ったのは、投資対象を徹底的に調べること。
ある国の株や国債を買うのならば、まずはその国に行ってみて、自分の目で確かめるべきとのこと。
「常識はそれほど常識ではない」や「世界を自分で見ておいで」の話ですね。


もう一つは、強気を探すのではなく、弱気を探すこと。
「大衆に逆らいなさい」の中で、こういうことが書かれています。

 一九六六年、九九五ドルだったダウ平均株価はその後、長い低迷期を迎え、一九七九年にビジネスウィーク誌は「株は死んだ!」という有名な見出しをつけた。しかし私は、誰もが株は死んでしまったのだと信じ込んでいた一九八二年に、株を買い始めた。ほとんどの人は私が気でも狂ったのかと思ったようだ。逆に私は、彼らが奇妙に思えば思うほどうれしかった。それは、私が大衆に逆らっているという証だからだ。大衆の考えや心理に逆らうこと、自分で考えることこそが、投資で成功する秘訣なのだ。

逆に私は、彼らが奇妙に思えば思うほどうれしかった。ってすごい考え方ですよね。
まさに徹底的に調べて自信があるからこそ、そういう風に言えるのだなあと思いました。


残念ながら、一般人はそんなにお金がないので、しょっちゅう海外に行けないし、
中国語を話すベビーシッターを雇えないのですが、
考え方は大いに参考に出来るのではないかと思いました。


っていうか、続編(?)もあるのですね。

人生と投資で成功するために 娘に贈る13の言葉

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