「暗証番号はなぜ4桁なのか? セキュリティを本質から理解する」読了
暗証番号はなぜ4桁なのか? セキュリティを本質から理解する (光文社新書)
- 作者: 岡嶋裕史
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2005/09/20
- メディア: 新書
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暗証番号はなぜ4桁なのか?は、確固たる説は無いようなのですが、
- ATMが初めて導入された時のハードウェアは高価で、フルキーボードは搭載できず、テンキーしか搭載できなかった
- あんまり長いと人が覚えられないから
というところで、数値のみ4桁になった。という仮説が展開されていました。
まあ、なんとなく納得できるような気はします。
ちなみに中国や香港では、暗証番号が6桁なんだそうです。
セキュリティの観点からすれば、4桁より6桁の方が強固なのですが、
日本がなぜ4桁の暗証番号を使い続けるかというと、
日本全国のATMで一斉に対応する必要がある(一部だけ対応しても、対象外となったところがウィークポイントとなる)が、
法律で制定でもしない限り、できない。
ではなぜ法律で制定されないのかについては、
セキュリティなどの技術は進歩が速いため、比較的制定・施行のサイクルが遅い法律では、
対応仕切れないから。ということのようです。
でも、暗証番号の桁数は最低何桁にしなきゃいけないとか、
誕生日などの類推されやすい番号はダメとか、最低限の規定はあっても良いと思いますけどね。