「日本の税制―グローバル時代の「公平」と「活力」」読了
日本の税制―グローバル時代の「公平」と「活力」 (PHP新書 (140))
- 作者: 森信茂樹
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2001/01
- メディア: 新書
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まあそんなこととは関係なく、古本屋でタイトル買いしたのがこの本です。
所得税は、所得の完全な捕捉が困難であり、
いわゆるクロヨン問題が発生するので、
取りっぱぐれがない消費税の方がいいのでは?
などと、確実に税金を持っていかれるサラリーマンの立場で思ってました。
が、所得税にも累進課税による公平性があったり、
消費税にも逆進性や益税の問題があるということで、
一概にどっちがいいとも言えないなあという立場になりました。
いずれにしても、単に増税!とか減税!とか言ってるのはダメで、
例えば、消費税増やす代わりに所得税減税しますとか、
社会保証費に使うので、消費税増やしますとか、
増税にしろ、減税にしろ、根拠は必要だと思います。
ちなみに、
消費税を福祉目的税化するのは、国民の負担増を受け入れ易くするための政治的配慮。
らしいですが。。
あと、サラリーマンの場合、所得税は源泉徴収と年末調整で持っていかれる仕組みなので、
痛税感がない一方、消費税だとモロに日々の買い物ごとに取られるので痛税感を感じます。
この辺が、消費税って受け入れられない理由じゃないかなと思うんですが、どうなんでしょうね。
消費税上げるのは大変なので、年末調整手数料とかの名目で、
こっそり一人当たり10,000円くらい取ってみたら、
確定申告分からないし、面倒だし、、っていうダメリーマンからお金取れるし、
確定申告しないとって考える人が増えて、税制改革もやりやすくなる(?)し、
素人目には良さそうなんですが、どうなんでしょうね。