ITコンサルの日常

ITコンサル会社に勤務する普通のITエンジニアの日常です。

ISBNはユニークじゃない(Amazonマーケットプレイスでのできごと)

文学青年(中年?)になるべく、ドストエフスキー著作罪と罰」をAmazonマーケットプレイスで買い集めたのですが、1928年版と、2001年版ってのがあって、同じISBNなのに別物となっています。
そう、ISBNはユニークじゃないってことです。多分枯渇したので使いまわしされているのでしょうね。


驚くべきことに、別物にも関わらず、マーケットプレイスには普通に出品されています。
僕もうっかりこのワナにハマってしまったのですが、
ある出品者(ゆめみてい様)は、「別物でしたすみません。料金はお返しします。」といういたって常識的な対応だったのに対し、別の出品者(artbeat肆 京都岩倉支店様)は、

「罪と罰 第二巻」のISBNを入力すると、「罪と罰〈中〉」のページが出てきますので、

出品者のコメント欄にその旨を記載して出品させて頂きました。

と、ISBNが同じなのだから、問題ないと言わんばかりです。
なんだこの対応の差は。
ちなみに、森博嗣では随分と利用させていただいた、アートエイチ通常24時間以内発送様も、何の確認もなく、別物(1928年版)を送ってきました。


罪と罰〈上〉を例に取ると、
http://www.amazon.co.jp/gp/offer-listing/4003261356/ref=dp_olp_2?ie=UTF8&qid=1213189910&sr=8-1
コメント欄を良く見れば、年数や版数を書いている出品者もいれば、「中村白葉訳」と記載されていて、かろうじて別物だと分かるものもあれば、まったく判別不能なものもあります。


まあ良い勉強になりました。
マーケットプレイスを使う際の注意は、出品者の評価を確かめることはもちろん、とにかくコメントをよく読むことでしょう。


ただ、僕はもう1,000円以下、かつ、希少性のない商品については、マーケットプレイスを使うのをやめようと思ってます。
なぜなら、マーケットプレイスは同一出品者から買ったとしても、送料は一つずつ取られるし、今回のように信頼性に欠けることもあるし、Amazon本体から買うときよりも大抵は届くのが遅いからです。
古本はブックオフで買え!ですかね。
(古本じゃなくて新品を買った方が、著者、出版社ともに潤って、本という媒体の維持につながるっていう話もありますが。)