「ヤバい経済学」読了
- 作者: スティーヴン・D・レヴィット/スティーヴン・J・ダブナー,望月衛
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2007/04/27
- メディア: 単行本
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この本の面白さは、帯を引用するだけでも分かると思う。
不動産広告の「環境良好」の隠された意味って?
→周りの家はいい物件だがこの物件はイマイチ90年代のアメリカで犯罪が激減したのはなぜ?
→中絶が合法化されたから勉強ができる子の親ってどんな人
→母親が第1子を30歳以上で出産・高学歴・高収入
個人的には、相撲の八百長問題に迫った、
「第1章 学校の先生と相撲の力士、どこがおんなじ?」
が好きです。
勝ち越しがかかった力士と、勝ち越しが決まった力士の
千秋楽の取り組みの統計情報を使って、
どうなっているかを明確に示したことは、興味深いです。
あと、子を持つ親としては、
「第5章 完璧な子育てとは?」
も気になるところで、
「家に本がたくさんある。」ことは、子供の成績に正の相関を示したのに対し、
「ほとんど毎日親が本を読んでくれる。」ことは、子供の成績に無関係
なんてのは、正直納得いかないところですが、データは物語っていたりします。
経済学とタイトルに冠しているものの、
それほど難しい内容が書かれているわけではない(平易に書かれている)
ので、裏側を探検してみたいという人にはオススメかも。