「わがいのち月明に燃ゆ」読了
- 作者: 林尹夫
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1967
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前半は、戦争という特殊な状況の中で文学に没頭し、人生感、死生観、人付き合いといったことに悩む面が強調され、
後半は、実際に軍人となって、理論よりも実践を、とはやる気持ち、日本の劣勢を受けての込み上げる感情などが印象的でした。
著者が特に文学好きだったこともあるのでしょうが、この時代の若い人は普通に文学読んでますね。
特に、トーマス・マンの「魔の山」に影響を受けたと書いてありますが、
この本、ちょくちょく他の本でも出てくるんですよね。
読書力100選にも入っているので、これから読みますが、楽しみです。