「60歳までに1億円つくる術―25歳ゼロ、30歳100万、40歳600万から始める」読了
60歳までに1億円つくる術―25歳ゼロ、30歳100万、40歳600万から始める (幻冬舎新書)
- 作者: 内藤忍
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2009/11
- メディア: 新書
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タイトルからしてバリバリの投資本かと思ってましたが、目次構成が
- 序章「今の自由」を手に入れるために
- 第1章 お金の基本原則を押さえる
- 第2章 収入を増やす
- 第3章 支出を減らす
- 第4章 それでも投資は必要
- 第5章 お金を増やす
となっており、「ご飯の炊き方と同じぐらい大事なお金の知識」を授けてくれる本です。
お金の基本原則を押さえる
個人的にヒットだったのはこの図。
運用ってどうすればいいの?運用の基本(リスクとリターンの関係) | 住友信託銀行
の図と似てるんですが、サギとカモが表現されているのが面白いです。
サギの例では、円天(なつかしい。。)とか平成電電の事件が挙げられています。
カモの例では、外貨預金ですね。こないだ日経ヴェリタスにも、存在意義がわからんみたいに書かれてました。。(正確な文章は忘れました。。)
収入を増やす
10年後、あなたの今の仕事はまだあるか、とか、「コモディティ」化したら、収入が下がるだけとか、
耳を塞ぎたくなるような話が満載です。。
IT業界もオフショアに仕事を持っていかれると言われて久しいですが、
未だに言語の壁でなんとか守れているという感じですかね。
まあ、現場とか顧客の業界にもよるのでしょうけど。
前にやってた証券系なんかは、オフショア活用が結構進んでましたしね。
ニーズを見極めた上で専門分野を複数持つ、いわゆるπ型とか言われるのを目指してはどうかということが書かれています。
(参考)I型、T型、π型の人間
個人的には、プログラミングも、設計も、マネジメントも中途半端にできる人材を目指してます。
でも、業界内のスキルを複数身につけるのもいいですが、やっぱり伸びしろには限界があるので(と思ったところが限界っていうのもありますが)
経済とか会計を勉強するのもいいかなあとこの頃思ってます。
支出を減らす
まずは人生の三大出費「住宅、教育、保険」から
個人的な事情でいうと、住宅は当面かからない、教育は子供が2歳なのでこれから、
というわけで、保険のところを重点的に読みました。
死亡保障の点では、収入保障保険というタイプの保険に入っていて、
月々の支払も数千円で済んでいるため問題ないと思うのですが、
医療保険はちょっと高いんですよね。
また保険など入らずに、何かあったときは自分の貯金から払ったほうが得をする場合もあります。医療保険などはその代表例です。病気やケガをしたときは自分で医療費を払ったほうが、ずっと保険料を払い続けるよりも安上がりなことも多いのです。
それでも投資は必要
普通預金に預けっぱなしの人は銀行に搾取されている
→銀行はお金を企業等へ貸さずに、国債を買って、普通預金金利との差益でもうかっている
→それなら、直接自分で国債を買うほうがまだマシ
あと、これ何回読んでも実感沸かないのですが、
インフレリスクの話も書かれており、投資の必要性を説いています。
お金を増やす
投資の鉄則五つのキーワード
- 長期
- 分散
- 低コスト
- インデックス
- 積み立て
というわけで、以前読んだ投資信託の本と同様のことが書かれています。
かくいう私も、ノーロード&低信託報酬の国内株式型インデックスファンドの積み立てを始めました。
これで、「分散」以外は満たせるかなと。
「分散」については、もう一つ積み立て投信を設定すべきでしょうね。
割とリスクは取れる方なので、海外株式型を狙っていますが、まだ悩んでます。。
というわけで(どういうわけで?)、投資はこれからという人や、漠然とお金の不安を抱えている人におすすめです。