「キャリア・アンカー」読了
キャリア・アンカー―自分のほんとうの価値を発見しよう (Career Anchors and Career Survival)
- 作者: エドガー・H.シャイン,Edgar H. Schein,金井寿宏
- 出版社/メーカー: 白桃書房
- 発売日: 2003/06
- メディア: 単行本
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この「キャリア・アンカー」でした。
キャリア・アンカーとは、
ここでの定義どおり、キャリア・アンカーはひとの自己概念の一要素なのです。つまり、あるひとが、どんなに難しい選択を迫られたときでも放棄することのない自己概念です。ふつう人びとは、どのようなキャリアを歩んでいるときも、そのキャリアのなかで広範なニーズを満たそうとします。しかし、これらのニーズがすべて同等に重要というわけではありません。すべてのニーズを満たすことができないのならば、どのニーズに最も高い優先順位をおいているのかをわきまえることが大切になってきます。
ということなので、広義の動機と考えることができると思います。
キャリア・アンカーには、以下のものがあります。
- 専門・職能別コンピタンス
- 全般管理コンピタンス
- 自律・独立
- 保障・安定
- 起業家的創造性
- 奉仕・社会貢献
- 純粋な挑戦
- 生活様式
自己診断用キャリア指向質問票の40問に答えることで、
自分がどのキャリア・アンカーに当てはまるか知ることができます。
さらに、キャリア・アンカー・インタビューに答えることで、
自己診断用キャリア指向質問票で出た結果を見直すこともできるようですが、
僕はやってません。
で、やってみた結果は、
「専門・職能別コンピタンス」
が最も当てはまるキャリア・アンカーでした。
なんか、職業病?なんですかね。
まあ、以前やったR-CAPの結果とも、整合が取れているような気がします。
で、「専門・職能別コンピタンス」の説明の中で、
最も共感できたのは、以下の部分。
承認のしかた
...
自分が手がけたことが、どれだけ価値のあることかがよくわかっていない上司から承認されるよりも、なにを成し遂げたのかとか、それがどれだけ難しいことなのかをよく知っているプロの同僚から、場合によっては部下から認められる方が、彼らには価値のあることなのです。
常々ぼんやりと、技術力のある同僚と一緒に働きたいと思っていましたが、
こういうことだったんだなと思いました。
去年にやめてしまった同僚は、社会人的な意味ではイマイチでしたが、
技術力はかなりの物を持っていたので、ある意味満足でした。
あと、ドキリとさせられたのがこの部分。
仕事のタイプ
...
自分の能力や技能を試すことのできない仕事だとすぐ退屈してしまい、意義を見失います。その結果、他の仕事への配属を探し始めることもあるでしょう。
まあねえ。退屈は敵でしょ。
忙しすぎるのも、敵だけども。
なんとなく分かっていたことを、
改めて指摘されて、はっきりしたような気がします。