「ほんとうの環境問題」読了
- 作者: 池田清彦,養老孟司
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/03
- メディア: 単行本
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環境問題って人類共通の危機的なものだから、マスコミ等で言われていることが真実かと思えば、そうでもないこともあるらしいということが分かる本。
ちなみに、本書中で引用されている「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」も、同様の趣旨のようですが、
『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』のウソ
のサイトでは、この本はウソが多いとの指摘もあり、さらに、
環境問題のウソと正解
のようなサイトもあり、一体何が本当で、何がウソか分かりません。
僕が本書から感じたのは、
- 石油は埋蔵量に限りがあるため、現在の石油依存の文化ではいつか行き詰る。
- 太陽光発電、水力発電、風力発電(日本では適した立地が少ないそうですが)は、石油に代わるエネルギーとして良いのではないか。ただし、これらの設備を作るのに石油が必要である点は見逃せない。
- 限りある資源を節約することは良いこと。
というところです。
環境問題に限らず、視野狭窄に陥って、物事を多面的に見られなくなると怖いっていう教訓はありますね。