ITコンサルの日常

ITコンサル会社に勤務する普通のITエンジニアの日常です。

モデルの検証うんぬん

言ってるけど、実装してみた方が早いんじゃない?とか思ってしまう。
きっと、実装するのに何日もかかると思ってるから、机上で十分に議論を重ねて、その上で実装した方が早いと思っているのだろうけど。
さんざ議論を重ねたモデルでいざ実装してみたら、こんな考慮が抜けてた的な、実装すれば一瞬で分かってしまうようなことも抜けてしまうことが結構あるのではないかと思う。
何度も同じようなプログラムを書いていれば、かかなくても動作がイメージできるのと同じように、データモデルも似たようなパターンを設計、実装している内に、データがどう作られて、どう変わって、どう破棄されるかといったライフサイクルみたいなものが見えてくるのだと思う。
しかし、そうなるためには経験が必要で、そのレベルに達していない人たちだけでは、机上の空論になりかねない。ならば、さっさと実装してしまった方が早いと思う。っていうか、要はプロトタイプ技法の話だなこりゃ。
すぐに実装を欲しがる悪癖かどうかの境目は、いかに素早くプロトタイプを作成できるか否かにかかっていて、画面デザインならともかく、DBとのIOを伴う処理のプロトタイプを素早く作成するためには、手になじんだツールなり言語なりをいつでも使える状態にしておく必要があるのではないかと思った次第です。