ITコンサルの日常

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「マクベス」読了

マクベス (新潮文庫)

マクベス (新潮文庫)

あの有名なシェイクスピアの作。
戯曲形式のスコットランド、および、イングランドを舞台にした、戦いの物語。
戯曲形式といえば、以前「かもめ・ワーニャ伯父さん」で読んだせいか、今回は抵抗がありませんでした。
で、内容も非常に面白かったです!
戯曲入門としては、「かもめ・ワーニャ伯父さん」よりも、「マクベス」の方が断然良いように思いました。


要約してしまえば、
一武将だったマクベスが、魔女にそそのかされて、現王ダンカンを暗殺し、また、その息子を罠にはめて王となる。
さらに、策略に感づいた武将仲間のバンクォーをも暗殺してしまう。
しかし、マクベス自身、罪と野心の間で心が揺れ動き、精神的な病になってしまい、
ダンカンの息子マルコフ、マクベスのやり方に反対する貴族のマクダフを中心とした反乱軍に討たれる。
というもの。


悪いことをしても、結局は自分に返ってくるっていう教訓なのでしょうね。。


この本でよく分からなかったのは、解説が「解題」と「解説」の二段構成になっていることと、
どっちも「ハムレット」を知らないとお話にならないということ。
うーん、「ハムレット」も読むべきだろうか。