プログラマとプロマネのあいだ

プログラマもやるし、プロマネもやるし、たまに似非アーキとか営業っぽいこともやる

「リスク」読了

リスク〈上〉―神々への反逆 (日経ビジネス人文庫)
リスク〈下〉―神々への反逆 (日経ビジネス人文庫)

どこで見つけたか

勝間和代著「お金は銀行に預けるな」で紹介されていました。

概要など

リスクにまつわるの歴史と現在と未来を綴った物語。
上巻には多数の数学者が出てきており、リスクと数学が切っても切れない関係にあるのがよくわかる。
ただちょっと退屈ですが。。
下巻の1/3くらいは、行動経済学の本っぽい内容だった。
「経済は感情で動く―― はじめての行動経済学」と、ちょっと内容が被る。
色々示唆を与えてくれる本だと思うので、数学に興味のある人にはいいかも。

印象に残ったところなど

 正規分布はリスク・マネジメント・システムの中核をなしている。保険ビジネスは正規分布に尽きる。なぜなら、シカゴの火災とアトランタの火災とは全く関係がなく、ある人間がある時間にある場所で死ぬことと、別の人間が別の時間に別の場所で死ぬこととは全く関係がないからだ。保険会社の標本は年齢別、性別に、異なる人生経験を持つ何百万もの人々から形成されており、それらの人々の平均余命は自ずと正規分布に従うようになっている。

ソフトウェアプロジェクトのリスク・マネジメントについても、正規分布を意識してみると良いのかも。
プロジェクトメンバーを募ったときに、どのくらいのスキルを持った人が来るのかっていうのは、まさに正規分布になるかも。
すごく良い人と、すごくダメな人は少数だけど、普通の人はいっぱい来るよね。
まあ、ごくまれに変な人ばっかりいますが。。


そういう意味だと、今プロジェクトに携わっているメンバがどうかっていうのも同じか。
まあ、ソフトウェア業界ってヘンな人ばっかりっていうような話もありますが、それはさておき。
書いてて気づいたけど、2-6-2の法則って、まさに正規分布のことなんですね。納得。

 銀行監督者の役割は銀行の失敗を最小化したり、あるいはそれを全く排除することだと考える人もいよう。しかし私の考えでは、この見方は間違っている。リスクを取ろうとする意思は、自由市場経済の発展に不可欠である。……もし、すべての預金者や金融仲介者が安全資産のみに投資すれば、経済成長の可能性は決して生まれてこない。

逆に言うと、経済成長のために投資するわけですね。
まあ、もちろん自分の資産形成のためっていうのが、主目的なんですけど、
そういうもっともらしい理由があってもいいのかも。