ITコンサルの日常

ITコンサル会社に勤務する普通のITエンジニアの日常です。

「ファンクショナル・アプローチ」を身につけよう!5/12(水)横田尚哉さん講演会に行ってきた

参加したきっかけ

きっかけは@hoshibayさんのツイートを見て。

情熱大陸に登場後、アマゾンランキング1位をしばらくキープした話題の本「ワンランク上の問題解決の技術」の横田尚哉 @yokota_kamuna さんをお迎えしてのディスカヴァー恒例の読書会、5月12日に決定!早い者順です→ http://bit.ly/czms8m

講演会の内容と、場所と、時間を見て、これなら行けそうだなと思い、
なんでその講演会に出るのかとか、横田さんって誰?とかについては、あまり考えずにエントリー。
わりと、横田さんの本は既に持っていて、講演会は初めてっていう人が多かったらしい。
正直言って僕はモグリな感じでしたが、ほんと行って良かったです。

ファンクショナルアプローチ(FA)とは

ファンクショナルアプローチ(FA)とは、物の見方。

  • すべてのモノには「役割(ファンクション)」がある
  • すべてのコトには「効用(ファンクション)」がある

誰のため、何のためという問いかけをすることで、
分析力、発想力を深めることが出来る。

例えば、何を基準にして本を選び、読むのか

  • タイトル
  • カバー
  • 著者
  • ...

それらは全て「カタチ」である。
「カタチ」には、そこに至る背景がある。
その本のファンクション=役割、効用を基準にして本を選ぶべきである。

  • 知識を得る
  • 情報を知る
  • 考え方を変える
  • 思考を広げる
  • 想像力を鍛える
  • 感性を磨く
  • 気づきを得る
  • ...

こうしたファンクションの達成が出来たかどうかで本の良し悪しを判断する。

ファンクショナルアプローチを実践してみよう

  • 普段気にならないもの、例えば本のカバー、帯、栞、栞に印刷された音符などのファンクション(役割、効用)をいちいち考える。
  • 存在するものを「〜を〜する」に置き換えるということを続ける事で、発想が広がる、脳が活性化される、未来を見ることが出来る。
  • セミナーに参加するのに、時間、場所、お金、講演者などを見るのではなく、自分にとってのファンクション(役割、効用)を考える。

メタ

「カタチ」を見るのではなく、一歩引いて「ファンクション」を見よ。
というのは、和田秀樹さんが提唱(?)している「メタ認知」に近い概念なのかなあと思いました。
一歩引いて考える=抽象化して考える
と捉えると、まさにシステムエンジニアに必須な抽象化能力ともつながるものがありますね。

それにしても、プレゼンがうますぎ

UStream見ていただければ分かると思いますが、
横田さんのプレゼンが上手すぎます。
ゆっくりした話し方と、落ち着いた声、立ち居振る舞いが非常に心地良いです。
ファンクショナルアプローチとは何か、ということがしみ入る感じでした。

というわけで

まずは本を買ってみようかと思います。

ワンランク上の問題解決の技術《実践編》 視点を変える「ファンクショナル・アプローチ」のすすめ

秋には、ファンクショナルアプローチに関する新しい本の出版も予定されているそうです。