プログラマとプロマネのあいだ

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「生命保険のカラクリ」読了

生命保険のカラクリ (文春新書)

生命保険のカラクリ (文春新書)

まさに医療保険を見なおそうと思ってたタイミングで、良書に巡り会えました。
本書の著者である岩瀬大輔さんは、ライフネット生命保険代表取締役副社長をされている方です。


ライフネット生命保険というと、
徹底した情報公開を目指すライフネット生命保険、付加保険料率の全面開示へ
で有名な会社だそうです。


で、あおりを食ってか、こうなると。
日生が事務職を営業現場に、生保レディー補完で
あくまで人海戦術は捨てない姿勢なのでしょうね。
本書中の内容にもなりますが、営業職の人件費は、当然保険料にもはねてきますから、
ライフネット生命保険のようなネット専業の生命保険会社との差別化は必要になりますね。


いきなりまとめのところに行ってしまいますが、

 私は、ネット生命保険にデメリットが一切ない、と言っているのではない。百年続いている会社のもつ安心感、対面営業マンのかゆいところに手が届くサービスは、それはそれで貴重であるし、価値は高いと思われる。

ということで、高い保険料を払ってでも、そうしたサービスを得たいと思えば、大手を選ぶのもアリということですね。

目次

  • 第一章 生保のGNP――義理・人情・プレゼント
  • 第二章 煙に巻かれる消費者――誤解だらけのセイホ
  • 第三章 儲けのカラクリ――生命保険会社の舞台裏
  • 第四章 かしこい生保の選び方

「生命保険のカラクリ」というタイトルの通り、
生命保険の歴史から、現状、裏側まで、解説されています。
さらに、かしこい生保の選び方として、
保険にかしこく入るための七ヶ条が書かれています。

  • 一、死亡・医療・貯金の三つに分けて考えよう
  • 二、加入は必要最小限に
  • 三、死亡保障は安い定期保険で確保する
  • 四、医療保障はコスト・リターンを冷静に把握して
  • 五、低金利のときは、生保で長期の資金を塩漬けにしない
  • 六、解約したら損、とは限らない
  • 七、必ず複数の商品を比較して選ぼう

詳しい内容は本書を読んでいただくとして、
これから保険に入ろうと考えている人は必見の内容だと思います。


僕自身もいくつか保険には入っていますが、
アドバンスクリエイトを通して入ったおかげか、
上の一、二、三、六、七あたりはできてますね。
で、問題は「四、医療保障はコスト・リターンを冷静に把握して」です。

 2008年、実際に支払われた医療保険の平均金額を計算してみると、入院給付金が6,190億円÷459万件=135,000円、手術給付金が2,457億円÷221万件=111,000円。二つ合わせて、平均の給付金額は約25万円となっている。もちろん、この数字は5万円もらった人が9人と、205万円をもらった人が1人いても同じ結果となるため、保険の世界では平均は意味をなさない、とも考えられるが。
 また、なかには冷静にペイバックを計算する人もいるだろう。平均25万円をもらうために、毎月3,000円(=年間36,000円)も払うのは馬鹿らしい、と思う人もいるだろうし、60日限度で60万円しかもらえないなら貯金があるからいい、という人もいるだろう。

恐らくこの部分が、「60歳までに1億円つくる術」に書いてあった、

 また保険など入らずに、何かあったときは自分の貯金から払ったほうが得をする場合もあります。医療保険などはその代表例です。病気やケガをしたときは自分で医療費を払ったほうが、ずっと保険料を払い続けるよりも安上がりなことも多いのです。

の根拠となる説明なのでしょうね。
うーん、やはり医療保険は見直さねば。