「笑わない数学者」読了
笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE (講談社文庫)
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1999/07/15
- メディア: 文庫
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第2巻の「冷たい密室と博士たち」はこないだ読んだのですが、第1巻の「すべてがFになる」は実は今読んでいる途中だったりします。順番がめちゃくちゃだなぁ。。
ちょっと探したら、「すべてがFになる」ってゲームになってるんですね。登場人物の絵が載ってて面白い。
すべてがFになる 〜THE PERFECT INSIDER 〜
犀川って、作中でもタバコばっかり吸ってますが、やっぱりそのイメージが強いんでしょうかね。
ところで「笑わない数学者」ですが、ほんと数学です。(なんのこっちゃ)
「内側と外側は主観の問題」とか、「まずは定義しろ」とか、僕的には結構刺激されました。
例えばさっきの曲が文系・理系っていう話にしても、文系の曲とは何か、理系の曲とは何かを定義しないと分類できないっちゅうわけですな。
本書の一番のカギは、巨大ななんとか像が現れたりいなくなったりするのを解くことなのですが、そんなことよりも、5つのビリヤードの玉の問題(ここで紹介されてます)が気になって仕方がない。
とりあえず、
- 1は1がないと作れないから、1は必須。
- 2は2がないと作れないから、2も必須。
- 残りの合計は18。ってことは3+4+x<=18ってことで、12以上は使えない。
- 合計は21で残りは18だから、残りは奇数2個と偶数1個か、偶数3個。
- 偶数3個の場合、4,6,8の組み合わせしかありえない。しかも3をつくるのに1と2が隣り合ってないとダメ。1,2,4,6,8で組み合わせるやり方。
- 奇数2個と偶数1個の場合、こっちは色々。
とか考えてみたわけだが、あとここから総当りってのは、手計算ではキツイなあ。
というわけで、プログラム組んでみた。
前に作ったアレの応用だろうと思い、こいつを改造してみたら、結構あっけなくできた。
最初やたらといっぱい答えが出てきたので、なんだよ複数解があるつまんない問題かよ。とか思ったものの、良く見てみたら、[1,2,3,4,5]と[5,1,2,3,4]って同じじゃんと。
というわけで同一解を排除したら、ちゃんと答えは1個になりました。
で、さっきのサイトで確かめたら、もちろんCongraturations!
ソースはVectorを引数で受け取るメソッドとかあってあまりにもひどいので、きれいにしたらそのうち公開します。多分。
ようやく謎は解けた。。って、ストーリはどうしたのさ。
答えは続きを読むの後。
解くプログラムUPLOADしてみた。
http://www5b.biglobe.ne.jp/~taka_2/jclass/archive/billiard.zip
正解=[1, 3, 10, 2, 5]