「四季 秋」読了
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/01/09
- メディア: 新書
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S&Mシリーズ後くらいのお話。
っていうか、Amazonで勢いまかせに買ったら、文庫版じゃなかった。。
まあ、内容は一緒だからいいけど。
このストーリでは、S&MとVのリンクしまくりです。
犀川と紅子のやりとりとか、萌絵と紅子のやりとりとか、保呂草と犀川のやりとりとか、保呂草と萌絵のやりとり(まあ、これはVシリーズにもありましたが)とか、そうそうその人たちの会話が見たかったのよねっていうのを、一挙公開みたいな感じで見せてくれます。
他にも、保呂草vs世津子とか、保呂草vs各務とか、紅子vs林(っていうほどでもないけど)とか、色々あります。
でもやっぱりお楽しみは犀川と四季のやりとりですよね。もちろんあります。
しかし天才っていうのは、アウトプットしなくてもいいもんなんだなと。
本は一度読めば覚える、一度覚えたものは瞬時に呼び出せる、計算や図形の加工は紙に書くより脳内でやった方が速いとか、シチュエーションに応じて何通りもの可能性を瞬時に想定し、また、瞬時に決定して行動するとか。
僕みたいな凡人(以下?)は、いちいち書いたりキーボード打ったりしないと覚えないし、覚えたことは片っ端から忘れていくし、簡単な計算もいちいち電卓を使い、間違った選択をして回り道をしたりするばかりです。
理想的だなぁと思う一方、そうなれないなぁと思うもう一方。
さて、冬はどうなりますか。